離婚調停に臨む1【弁護士への依頼は必要か?】

2021年3月25日

こんにちは、ダメ夫です。

離婚調停に弁護士を依頼するかどうかについて考えます。

私はつけませんでしたが、調停委員の方に聞いたところ、その割合は半々だそうです。

意外とニーズがあることに驚きました。

今回の記事は、依頼するべきか迷っている方への情報提供です。

弁護士のメリット

メリット

  • 知識が豊富で自分にできない交渉ができる
  • 気持ちにゆとりができ、安心できる
  • 結果への期待

私が考える「弁護士」に依頼するメリットです。

知識が豊富で自分にできない交渉ができる

弁護士はプロです。

知識・経験ともに豊富です。

我々がネットで得た知識などしょせん「付け焼刃」にすぎません。

専門用語や、法律を駆使することで素人にはまねのできない交渉をしてくれることでしょう。

気持ちにゆとりができ、安心できる

家裁から調停の期日通知があったその日から気分が沈みます。

不安でいっぱいになります。

仕事中、食事中、就寝前など生活の全てにおいて「離婚調停」が頭をよぎります。

そんな時、専門家のサポートがあれば、これほど心強く安心を得られるものはないでしょう。

結果への期待

結果に期待できるのは言うまでもありませんね。

そのための依頼ですから。

きっと一生懸命に結果を出そうとしてくれるはずです。

弁護士は正義の味方ではありません。

依頼人の味方です。

弁護士のデメリット

デメリット

  • それなりに費用がかかる
  • 事前の調査や聞き取りに抵抗がある

それなりに費用がかかる

確かに費用はかかります。

自分も必死で調べました。 

基本料金の相場は大体30~50万円です。

親権をとる場合、成功報酬として1名あたり20~30万円ほど。

基本料金+二人の子供の親権がとれたと仮定すると約100万円です。

ため息がでますよね。

しかし、考えてみてください。

子供二人へ養育費で毎月8万円を支払うと、年間で100万円近くの金額になります。

弁護士、アリなのかなとも思います。

事前の調査や聞き取りに抵抗がある

もう一つ、聞き取りに対する抵抗感です。

申立ての内容にもよりますが、他人に言いたくないことや消し去りたい出来事も他人にオープンにすることになります。

場合によっては夫婦生活を赤裸々に伝える必要もあるでしょう。

いくら自分が依頼した弁護士といえど抵抗はあります。

まあ、その辺は終わったら二度と会う人でないと考え、割り切りましょう。

あちらも仕事だと思ってますから。

私たちの離婚調停

双方ともに弁護士はつけませんでした。

相手方がそうした理由はわかりません。

私が弁護士に依頼しなかった理由は2つあります。

自分が親権をとったとしても、子どもが幸せになるとは限らない

私には長女・長男、二人の子どもがいました。

一般的に男親の場合、調停で二人の子ども両方の親権をとることは非常に難しいようです。

うまくいってどちらか一方でしょう。

弁護士に依頼し、自分が親権をもつことが果たしていいのか悩みました。

子どもを母親から引き離していいのか?

場合によっては姉弟を別れさせることになるかもしれません。

そんな状態が子どものためにいいことなのか?

本来なら家族で暮らすことが一番でしょう

それができない中での選択。

子どもは二人そろって母親と暮らす。

寂しいですが、それが一番いいと考えました。

そのほうがきっと幸せだと思います。

相手を憎しみたくない

調停委員に、なぜ弁護士をつけないのか質問されたことがあります。

「これ以上、憎しみ合いたくないからです。」

そう答えました。

妻は、私に対し法的手段に出ました

それにより、今までにない負の感情が芽生えたことも事実です。

それでも私には最後まで徹底的に争う、という覚悟ができなかったのです。

「覚悟」それを持つことができませんでした。

あとがき

終わってみての感想。

弁護士に依頼しなくて正解だったと思っています。

そう思えることは色々ありました。

その中で一番に挙げる理由。

調停って弁護士をつけるほど難しいものでもないな。

それが率直な感想です。

わからないことは調停委員が丁寧に教えてくれます。

公的な書類を作成して提出する必要もありません。

知識が無くても十分対応できると思います。

家庭裁判所のロビーには弁護士事務所の案内が何枚か貼ってありました。
迷っている方にとって効果的な仕掛けだと思います。

ある調停日の出来事です。

控室で待機中、女性とその弁護士と思われる方が入ってきました。

話の内容から察するに離婚調停のようでした。

また、あるときは年配の男性が弁護士と交通事故の示談の打ち合わせをやっていました。

聞き耳を立てているわけではありませんが、狭い部屋なのでどうしても聞こえてしまいます。

弁護士ってわりと身近なんだな、と感じた次第です。

守るべきもの、譲れないものがあって徹底的に争う覚悟があれば、弁護士に依頼するのがいいでしょう。

私にはその両方がなかったため、一人で調停に臨みました。
(詳しくは、調停離婚【将来を誓い合ったはずの二人に重くのしかかる現実】

次回は離婚調停に臨む2【有利にすすめるための準備するべき5つのこと】
是非ご覧ください。

今回も最後まで読んで下さった皆様、ありがとうございました。

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