離婚調停に臨む2【有利にすすめるための準備するべき5つのこと】

2021年3月26日

こんにちは、ダメ夫です。

前回は離婚調停に弁護士をつけるべきかどうかを記事にしました。

離婚調停に臨む1【金をかけてでも弁護士をつけるべき?】

離婚調停までに自分自身で出来る準備についてです。

期日が近づくにつれ、不安と焦燥感が入りまじり何ともいえない気分になります。

決して長くない調停までの期間。

少しでも有利に進めるためにできることはいくつかあります。

人事を尽くして天命を待つ。

今回はそんな記事です。

現実を直視する

はっきり言います。

あなたは妻に訴えられたのです。

まずはこれを認識しましょう。

全てはここからです。

私の元に届いた家庭裁判所からの郵便物。

中身は離婚調停の書類一式。

妻との別居が続く中、いつかそんな日がくるだろうとは思っていました。

実際にそれが現実になると、やはりショックです。

書類を何度も読み返し、さまざまな思いが駆け巡ります。

ネットで「離婚」、「離婚調停」、「養育費」、「慰謝料」等のキーワードで検索します。

山ほどある検索結果の中で、上位は弁護士事務所の広告ばかり。

それでも、情報を得るため、必死で読みあさります。

調べるほど、離婚とは想像するより厳しいものだと知ることができます。

準備するべき5つのこと

家裁からの郵便は、最初の調停期日の1か月前には届きます。

その期間の中で、できる限りの準備をしましょう。

5つの準備

  1. 同封の「照会書」及び「進行に関するメモ」の記入と返信
  2. 自分は離婚に対しどうしたいのかをはっきりさせる【重要】
  3. 自分の主張を整理する
  4. 家計簿を作成し、経済状況を把握しておく
  5. 調停に臨むための心構え

同封の「照会書」及び「進行に関するメモ」の記入と返信

家裁からの郵便物の中に「照会書」と「進行に関するメモ」というものがあります。

【照会書】
調停を円滑に進めるため、事前に内容を聞いて準備します といったもの。
アンケート形式で4問ほど、各設問に自由記入欄あり。
話し合いがつかなかった点は何か、婚姻費用の取り決めはしているか、子供の面会について、その他自由に記載。
末尾に署名、印の欄があります。

【進行に関するメモ】
調停を進めるための参考に伺うもので、照会書と共に提出する。
計8問。
自分や、妻の職業・勤務先のほか、自分の連絡先を記入。
暴力について心配があるか、調停日に同伴者を予定しているか、調停の話し合いはうまく進められそうか、進行に関する要望、といった質問があります。

私は特に考えることなく、思いつくまま記入した覚えがあります。

注意したいのは、返信前に必ずコピーを残して下さい

記入時は少なからず動揺しているため、内容の記憶があいまいになりがちです。

自分は離婚に対しどうしたいのかをはっきりさせる

ここが一番重要です。

まず、離婚に合意するかどうかです。

離婚しないつもりであれば、親権や養育費のことを考える必要はありません。

離婚には合意しない! 全力でそれを貫きましょう。

合意するのであれば、子供の親権をどうするのかといった話になります。

また、財産分与や年金分割の割合についても取り決める必要があります。

主張すべきことは主張する

申立書をよく読み、自分への問題点を確認します。

調停は申立ての内容を照会書に照らし合わせて行われます。

申立ての内容は事実確認として調停委員に必ず質問されます。

事実かどうか、誤解であるならその旨を主張します。

自分は悪くない、といった論調は避けます。

言い訳ではなく、事実を述べましょう。

家計簿を作成し、家計の状況を把握する

直近の家計簿を作成し、毎月・年払いをまとめ、家計の状態を把握します。

場合によっては通帳記入等で金融機関やATMに出向く必要もあります。

私の場合、家計は妻にまかせっきりだったので、ずいぶん苦労しました。

離婚を合意するなら慰謝料、養育費の話になります。

合意しないなら婚姻費用といった形になるので、どちらにしても家計を知っておくことは必要です。

いくらまでなら支払いができるかをシミュレーションできれば最高です。

調停に臨むための心構え

調停委員はおそらく弁護士の方だと思います。

間違っても言いくるめてやろうとか論破してやろうなどとは思わないことです。

相手はその道のプロフェッショナルです。

本気になれば、素人に勝ち目はありません。

それどころか、心象を悪くして調停に悪影響が出るかもしれません。

仕事とはいえ、知らない夫婦の仲介役を務めるのは大変なことだと思います。

尊敬の念を持ちましょう。

あとがき

わずか一か月の間にできることは限られています。

それでも何もしないより、はるかに有利に調停を進めることができるでしょう。

自分の身は自分で守るしかありません。

調停は人生の中であまり経験できないことの一つです。

だからこそ焦ることなく落ち着いて臨みたいものです。

次回は離婚調停に臨む3【第一回目:妻に訴えられた男が語る調停の現場】

是非ご覧ください。

今回も最後まで読んで下さった皆様、本当にありがとうございました。

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