【一時保護】真っ先に受けた心理検査【結果は?】

2021年6月15日

こんにちは、ダメ夫です。

長男が一時保護され、その2日後に「心理検査」を受けました。

検査は3日間に及んでいます。

今回は私の長男が受けた検査の内容と結果の一部を記事にしました。

検査を行う意図は、結果を通して子どもとの向き合いかたを探るためのものです。

この記事の内容

  • 一時保護中に受けた心理検査
  • 検査結果のレビュー
  • 検査結果の妥当性
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一時保護中に真っ先に受けた心理検査

長男は一時保護からほどなくして心理検査を受けました。

①FDT親子関係診断検、②WISC-IV知能検査

上記2種類の検査を受けています。

不登校など、心に何らかの問題を持つ子どもへの対応のポイントが見えてくるそうです。

診断結果の内容は両親に説明があります。

その後、何度も続く児童相談所との面談。
そのベースになるものでした。

FDT親子関係診断検査

子どもが「親を安全基地としているか」といった情緒的側面から把握できるのが大きな特徴です。

簡単に言えば、子どもが親に対してどのような感情を持っているかの診断です。

父親、母親の両方に対する診断が行われます。

WISC-IV知能検査

WISC-IV(ウィスク・フォー)は児童用の知能検査ツールです。

知的能力や記憶、処理に関する能力を数値として測ることが特徴です。

発達障害の診断やその後のサポートに利用されます。

【言語理解】
言語概念形成、言語推理、環境から得た知識を測定したもの

【知覚推理】
知覚推理、流動的推理、空間処理、視覚と運動の統合を測定したもの

【ワーキングメモリー】
情報を一時的に留め、その記憶を使って一定の運用や操作を行い、結果を算出する能力を測定したもの

【処理速度】
単純な資格情報を素早く正確に読み込む、順に処理する、識別する能力を測定したもの

長男が受けた心理検査結果の内容

はじめての児童相談所との面談時、保護者の私にはA4の用紙5枚ほどの「診断結果」「心理司からのアドバイス」「発達障害に関する説明書」が提示されました。

FDTプロフィール 父親について、母親について

父親の私に対してのパターンはD型、母親はB型と診断されました。

  • A型:典型的な安定型
  • B型:安定型、ただし、個々の尺度の特徴について検討を行う必要がある
  • C型:典型的な不安定型、親子関係の調整、信頼できる対象の提供など、指導的、治療介入が必要
  • D型:不安定型、問題のある尺度について詳細な吟味が必要
  • E型:不安定型の中でも特異なパターン、対人感情が著しく抑圧され、無感動という状態に陥っていると思われる

WISC-IV検査結果

検査結果は全体的に「平均」レベルであり、年齢相応の知的発達でしょう。ただし、言語理解・知覚推理>ワーキングメモリ・処理速度 にかなり大きな差があり、学習面や対人面、活動においてつまづくことがあると考えられます。

  • 全検査【IQ】101、平均
  • 言語理解119、平均の上
  • 知覚推理122、高い
  • ワーキングメモリ73、低い(境界線)
  • 処理速度76、低い(境界線)

得意なこと

  • 言葉を理解すること。
  • 知識を蓄えること。
  • 先の展開を読み取ること。
  • 形のつながりを把握し、構成すること。

苦手なこと

  • 聞いたことを覚え、操作すること。
  • 集中を保つこと。
  • 同時進行で取り組むこと。
  • 臨機応変に早く作業すること。

親に対しての説明

まず、FDTプロフィールの「父親について」を説明されました。

情緒的に父親を受け入れることができない。

言葉を変えながら繰り返し説明を受けました。
端的に言えば、「長男は父親のあなたと一緒にいることに強い抵抗を感じています。」
ということです。

次に WISC-IVの検査結果に対する説明です。

発達障害に対しては、高い項目と低い項目の差が大きく、そのギャップで苦しんでいるとのこと。
低い項目は境界線ギリでした。
もう少し低いと「発達障害」と診断されたようです。

両診断結果は今後、長男との接し方についての参考にするといいでしょうとのことです。

あとがき

今回のまとめ

  • 児童相談所のコントロール下に置かれた長男は親子関係診断と知能検査を受けた
  • 診断結果は今後のサポートに活用される
  • 検査結果は大体納得できる内容である

検査内容については、おおむね納得できるものでした

WISC-IVの結果は思い当たるところが多くありました。
得意なこと、苦手なことについては、なるほどと思うところが多かったです。

FDTプロフィールは正直ショックでしたね。
レッドゾーンばかりでした。

長男が自分に対してそんなふうに思っていたとは知りませんでした。
しかも、それを客観的に提示されるのはキツいものです。

実は、次の面談の時にも仰々しくその話から始まりました。
いいかげん腹に据えかねていたので、こういいました。

「その内容は前回も聞きました。今回は何か新しいことが聞けますか?」

心理司の担当者は黙ってしまいました。

そういったやり取りもありましたね。

はじめのうちは一方的に問い詰められることが多く、どちらかといえば受け身の状態でした。
それでは長続きしないと思い、言いたいことは言うようにしました。

そのスタイルで通したせいか、児童相談所とは対等に会話ができたと思っています。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

-児童相談所
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