こんにちは、ダメ夫です。
児童相談所の管理下に置かれている子どもには、いつどのような形で会うことができるのでしょうか。
また、会うための条件や制約などはあるのでしょうか。
子どもが一時保護をされている親にとって、最も気になることのひとつです。
長男が一時保護をされてから1年、ついに面会が実現しました。
今回はその時の様子を記事にしました。
この記事の内容
- 面会が実現するまでの期間
- 面会までの道のり
- 実際に面会してみて
面会までのいきさつ
長男が一時保護されてから毎月、児童相談所の職員らとの面談を重ねてきました。
面談は「施設での様子」が話題の中心でした。
ある面談で「長男にはいつ会えますか?」と聞きました。
「時期的にそろろそいいかと思います。本人も、このままじゃいけないということは言っております。来月面会しましょう。」
と、あっさり決まりました。
場所はいつもの児童相談所です。
何かと理由をつけて会わせないと思っていたので、肩透かしをくらった気分です。
今までしっかりと、児童相談所との面談に対応してきた甲斐がありました。
改めて先方との信頼関係が必要だと感じました。
先方から始めに言われた「お互い自分を見つめ直す時間が必要のようです。」
その意味では1年という期間は適当だったのでしょうか。
私にはずいぶん長いと感じました。
実際に会ってみて
いつもの小狭い面談室ではなく、施設の中では一番広い部屋、遊戯室でした。
私はそこで待つように言われたので、大きなテーブルの前に座りました。
ほどなくして、長男が入室してきました。
一年ぶりに会った中三の長男はずいぶん背が伸びていました。
少年らしいところが消え、ずいぶん大人びて見えたことを覚えています。
中学生~高校生の男子は成長が本当に早いですね。
まさに、「男子三日会わざれば刮目してみよ」です。
正直、戸惑いました。
話した内容はとりとめのない、というか当たり障りのない会話に終始しました。
直近にあった期末テストの結果、送ってもらったフォトブックが良かったなど。
どこかよそよそしく、親子ではないようでした。
本音で話をすることはありません。
やっぱり1年という期間はお互いにとって長かったようです。
そんな中でも、ひとつだけ踏み込んだ質問をしました。
「家には帰ってこないのか?」
長男は申し訳なさそうに、母方の実家に部屋を作ってもらうことになっていると話してくれました。
私は無言でうなずくしかありませんでした。
やっぱりな…、という思いでした。
ただ、私の知らない所で話が進んでいることは面白くなかったですね。
あとがき
今回のまとめ
- 面談実現にはある程度の時間が必要
- 児童相談所との面談には真摯に対応する
- 一年間会わないと親子でもギクシャクする
やはり、一時保護 → すぐに面会 というわけにはいかないようですね。
時間が必要です。
わが子に会いたい気持ちはわかります。
それが早い段階で、さらに前面に出すぎると良くないです。
一時保護の理由が理解できていない、と思われます。
面会許可は児童相談所が判断するため、心象が悪いと実現は難しいでしょう。
毎月の児童相談所との面談には真摯に対応することが大事だと思います。
遠回りのようですが、それしか方法はありません。
さて、その後の面談はどうでしょうか。
翌月の定期面談時、担当者から報告を受けました。
長男いわく、今後も私に会うことはやぶさかではないとのことです。
これからも定期的に面会の機会を設けてもらえるようです。
正直、ほっとしました。
様々な事情があり、結果的にそれが実現することはありませんでした。
おかげで去年の7月以来、また1年間会っていないことになります。
今日6/16は、長男の誕生日です。
彼はもう16歳になりました。
いつか会って話ができるなら、施設で過ごした日々のことを聞いてみたいですね。
普通の子どもでは経験することがないような日々だったと思います。
不自由な思いをしたこともあったでしょう。
その原因の大半は私にあったことを謝りたいです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。