こんにちは、ダメ夫です。
私の長男は中学２年の６月、児童相談所に保護されました。
児童相談所に子供を保護された場合、その後子供はいつ戻るのか。
そもそも会うことはできるのか。
その辺りを解説します。
この記事の内容
- 児童相談所に保護された子供はいつあなたの元に戻るのか
- 保護下におかれている子供に会うことはできるのか
児童相談所の対応
一時保護は生命の安全確保などの目的で行います。
その際、保護者には「一時保護決定通知書」が手渡され、大まかな内容が説明されます。
同意や意見の余地は無く、一方的な通達です。
通知書には一時保護を開始する理由となった具体的事実の内容という欄があります。
「児童の安全を確保し調査を行うため」と記してありました。
備考欄には小さな字で「不服がある場合は、３か月以内に知事に対し審査請求を・・・」
など、不服申し立ての手続きが表記されています。
一時保護に対し、不服があれば申立てを行うのも良いでしょう。
多分、認められることはないと思います。
昨今、ＴＶニュースでしばしば子供の虐待死が話題になります。
そんなとき、決まって話題になるのが児童相談所の役割です。
つまり、公的機関としての介入が適切であったかという話題です。
そんな情勢を踏まえ、２０年４月から改正虐待防止法が施行されました。
一番のポイントは、親がしつけに際して体罰を加えることを禁止するといった内容です。
例えば、親が言うことを聞かない子供に対し、竹刀でたたくといった行為でしょうか。
発覚すれば、親は身柄を拘束されることになります。
児童相談所も事件があるたび、やり玉にあげられるので敏感になっています。
私の長男が児童相談所の管理下におかれることになったいきさつについては以下の記事をご覧ください。
一時保護の期間
一時保護中、子供の居場所は教えてもらえません。
理由は親が乗り込む等、子供に不利益が生じる可能性があるからです。
一時保護の期間は２か月を超えない期間とされていますが、必要であれば延長ができます。
ただ、一時保護の場所は緊急避難的な要素が強く、子どもにとって必ずしも快適とはいえません。
言い方は悪いのですが、軟禁状態です。
実際、長男の場合も１か月ほどで一時保護の場所が変更になりました。
変更先は県内の児童施設です。
変更の理由は「環境を変えて行動観察等をおこなうため」と記載されていました。
一時保護の環境が窮屈というのが本当のところです。
今思えば、その施設への入所を見通した布石だったのかもしれません。
そして一時保護満了の２か月が経とうとするころ、その児童施設への入所を勧められました。
それも、かなり強力にです。
まるで熱心な営業担当のようでした。
尚、気になる一時保護中の費用については下記の記事をごらんください。
いつあなたのもとに戻るのか
私の長男は親元をはなれ、児童施設に入所しました。
これはケースバイケースです。
施設に入らなかった場合なら少なからず、可能性はあるでしょう。
その場合でもさまざまな条件があります。
子供の意思、家に帰りたくないと言い続ければ戻ることはできません。
また、児童相談所が家庭の環境が適切でないと判断すればこれもダメです。
大きなところでは上記２つでしょうか。
一度児童相談所が介入したら、そう簡単には元に戻りません。
一時保護される子供は少なからず心に傷を抱えていることが多いのが特徴です。
１週間やそこらでその傷が癒えることはないでしょう。
トラウマになっていれば、状況はさらに深刻です。
家庭環境については、貧困、育児放棄、ＤＶなど複雑です。
公共の福祉を利用するなど、抜本的な見直しが必要です。
こちらも短期間での改善は難しいでしょう。
断言できますが、１か月程度では戻ってきません。
場合によっては自分のもとに戻ることはないと覚悟してください。
一時保護中の子供に会えるのか
一時保護中の子供に会うことはできません。
そのための一時保護ですから。
一時保護を経て児童養護施設などへ入所すれば可能性はあります。
ただし、子供の承諾があり、児童相談所が認めた場合に実現します。
それでもすぐに面会が実現することはありません。
職員と何度も面談を重ね、それなりの信頼関係を築きましょう。
私の場合、面会までに約１年かかりました。
あとがき
今回のまとめ
- 以前のように暮らすことは難しい
（児童養護施設への入所、祖父母の元、別居の親の元に戻ることが多い） - 一時保護中の子供には会えない、児童養護施設等に入所すれば可能性あり
児童相談所に子供を返してほしいといっても無駄です。
「検討します」、「相談させてもらいます」など、前向きな言葉を並べながら子供を保護しつづけようとします。
子供を保護する目的は理解できるのですが、正直「何もそこまで・・・」と思うような対応も少なくありません。
ただ、児相も敏感になっていることは確かです。
今回も最後まで読んでくださってありがとうございます。
